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喫茶イベント「倉敷アフタヌーンティー」、クラウドファンドで存続目指す

飲食店店主らによる「倉敷アフタヌーンティー実行委員会」メンバー

飲食店店主らによる「倉敷アフタヌーンティー実行委員会」メンバー

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 倉敷市内の飲食店で夏と冬に約2カ月間ずつ行われている喫茶イベント「倉敷アフタヌーンティー」の存続を目指し、飲食店店主ら有志による実行委員会が現在、クラウドファンディングサイトで資金を募っている。

過去のイベントで提供された「cafe庭」のメニュー

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 同イベントは、市内の飲食店それぞれが考案したオリジナルメニューを、イギリスの喫茶習慣「アフタヌーンティー」にならい、2段重ね以上の食器に盛り付けて提供する。いずれのメニューも、生の岡山県産フルーツ(桃、ブドウ、イチゴ)を使い、ドリンクを「2杯以上」「ポット提供」「お代わり自由」のいずれかで提供する。

 これまでは、倉敷市、倉敷観光コンベンションビューロー、商工会議所などで構成する「倉敷市観光客誘致協議会」が主催してきた。当初は3年で終了する予定だったが、反響が大きかったため2年延長して今年3月の冬まで行った。参加店数も5年間で9店から27店まで拡大した。

 イベント参加者のアンケートでも終了を惜しむ声が多かったことから、飲食店店主ら有志で新たに実行委員を立ち上げた。完全に民間での運営となるため、クラウドファンディングで運営に必要な資金を募り、7月の開催を目指す。

 募集金額は159万円で、ホームページ作成費、レンタルサーバー料、写真撮影費、リターンに関わる費用、運営に関わる費用などに充てる予定。募集は「All-or-Nothing方式」で、募集者は目標金額を達成した場合のみ支援金を受け取ることができる。

 倉敷観光コンベンションビューローの元職員で、同イベントの立ち上げにも携わった経験を持つ実行委員長の森田美紀さんは「自分自身もこのイベントが大好き。県産のフルーツを生で食べられるのが魅力で、ゆったりとした時間を過ごせる」と話す。

 「当イベントを倉敷のブランドとして定着させて、地元・倉敷を盛り上げたい。市外、県外の人が当イベントのために倉敷を訪れるようになれば」とも。

 クラウドファンディングの募集は4月30日まで。

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