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倉敷在住カリプソ・ギタリスト土師剛さんCDデビュー、地元で記念ライブも

土師剛さんの愛機はMartin OM-28V

土師剛さんの愛機はMartin OM-28V

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 倉敷在住のカリプソ・ギタリスト土師剛(はじごう)さんが3月2日、デビューアルバム「セント・トーマス ~カリプソ・フィンガースタイル・ギター~」をリリースした。7日には「スタジオ・ザ・ブーン」(総社市、TEL 0866-93-9781)でライブを開く。

アルバムのジャケット

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 カリプソはトリニダード・トバゴを中心とするカリブ海で発展した2/4拍子の陽気な音楽。土師さんは、バンド編成ではなくアコースティック・ギター1本の指弾きでカリプソを演奏する独自のスタイルで活動している。

 収録するのは、土師さんのオリジナル9曲と、ジャズの巨匠ソニー・ロリンズの「セント・トーマス」、ミニー・リパートンのヒット曲「ラヴィン・ユー」などのスタンダード6曲の全15曲。プロデュースは、フィンガースタイル・ギタリストとして全国で活動し、教則本や音楽雑誌での執筆でも知られる打田十紀夫さんが務めた。7日のライブも打田さんと土師さんのジョイントライブとなる。

 制作期間は約半年で、納得できるまで100テイク以上録音した曲もあるという。「今まで何年も弾き続けてきた思い入れのある曲ばかりで、アレンジをやり直した曲も多い。自分が好きだと思える音楽をこのアルバムで表現することができた」と話す。

 土師さんは中学2年生でギターを始め、大学時代はブルースに傾倒。マル・ウォルドロン、チャーリー・パーカー、セロニアス・モンクなどのジャズを愛聴する中、ソニー・ロリンズに衝撃を受け、カリプソ音楽に魅せられる。自身でもカリプソ・フィーリングのオリジナル曲を作るようになり、これまで打田さんをはじめ、デヴィッド・レイブマン、ウッディ・マン、ボブ・ブロズマン、ステファン・グロスマンなど海外の巨匠ギタリストのオープニングアクトを務めるなど経験を積んできた。「常にレベルアップしていきたいと思っている。アルバムでは録音当時の自分が出せる全てを出しきった」と振り返る。

 「ギターを弾く人には、こういう面白いスタイルがあることを知ってもらいたい。聴いても弾いても楽しいので、このスタイルで弾く人がもっと増えれば」と話す。「リズムのある音楽なので、会議中や食事中に流すと会話が弾む。子どもからお年寄りまで幅広い人たちに聴いてもらえれば」とも。

 CDの価格は2,592円。ライブは18時~。入場料は、前売り=3,200円、当日=3,500円。

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