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倉敷に金工作家の工房兼ショップ-オリジナルアクセの製作体験も

「金工舎」店主で金工作家の榎谷慎吾さん

「金工舎」店主で金工作家の榎谷慎吾さん

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 倉敷駅前のえびす商店街に雑貨と金工アクセサリーの店「Kyou+金工舎」(倉敷市阿知2、TEL 086-441-5594)がオープンし2カ月がたった。

ショップ兼工房で作業中の榎谷さん

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 同店は、生活雑貨、衣料、道具、器などを扱うセレクト雑貨店「Kyou」と、手作りアクセサリー工房兼ショップ「金工舎」が併設するかたちで4月にオープン。店舗面積は約10坪。同場所には今年2月まで、手作り焼き菓子店「木鳩屋(こばとや)」が営業していた。

 約10坪の工房兼店内には、銀や真ちゅうなどさまざまな金属を使った手作りのペンダント、リング、バングルなどのアクセサリーを多数並べる。オリジナルアクセサリーの制作にも対応し、パーツを自由に選べるオリジナルブローチ、オーダーメードのペンダント、文字入れできるリングなどは、プレゼントとしての注文も多いという。

 店主で金工作家の榎谷慎吾さんは倉敷市玉島出身。21歳の時に会社を辞め、島根デザイン専門学校の工房に入所。3年間金工を学んだ。その後、同校でクラフトの非常勤講師を約2年間務め、同店を開店した。「もともと芸術や創作に興味があるほうではなかった」と振り返る榎谷さん。「創作を始めたきっかけは、20歳の時に友人が銀粘土で作ってプレゼントしてくれた指輪。それがとてもうれしくて、自分でもアクセサリーを作り始めるようになった。手作りの贈り物で感動を与えたい、という気持ちが原点」と語る。

 製作体験教室を開くほか、指輪の彫刻機をはじめとした道具・工具・材料など金工に必要な道具も販売している。「シルバーリング製作体験」(3,500円)、「シルバーバングル製作体験」(3,200円)のほか、本格的な彫金教室も個人のニーズに合わせて開いている。「自分の作品やアクセサリーの販売だけでなく、もの作りをしたい人のサポートにも力を入れている。生活の中で悩むことがあっても、もの作りを通じて『もうちょっと頑張ってみようかな』と前向きな気持ちになれるような、癒やしの場所にしていきたい」と榎谷さん。

 営業時間は10時~18時。月曜定休。

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