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倉敷の自家製ほうじ茶、全国品評会で審査員奨励賞 県内唯一の入賞

「恒枝茶舗」の恒枝信雄さん(左)と三男の信三さん(右)

「恒枝茶舗」の恒枝信雄さん(左)と三男の信三さん(右)

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 倉敷駅前の日本茶専門店「恒枝(つねき)茶舗」(倉敷市阿知2、TEL 086-422-1427)の自家製ほうじ茶が、8月29日・30日に静岡茶市場で開かれた品評会「日本茶AWARD(アワード)2015」で審査員奨励賞を受賞した。

レトロなほうじ機で焙煎する恒枝さん親子

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 「消費者に支持される魅力的な茶を広く伝える」ことを主な目的として2014年に新設された同品評会。2年目となる今回の出品総数は前回の281点から343点に増えたが、同店は昨年の「プラチナ賞」受賞に続き2年連続の入賞を果たした。県内では唯一の入賞となる。

 1948(昭和23)年創業の同店。受賞した自家製の「倉敷ほうじ茶 green」は、店主の恒枝信雄さんと三男の信三さんが、60年以上前に製造された「ほうじ機器」を使って店頭で焙煎(ばいせん)する。「味と香りがバランス良く出るよう、一番茶だけを使ったオリジナルブレンドを浅めに焙煎するのが特徴」という。

 11月27~29日に渋谷ヒカリエで行われた受賞茶お披露目イベント「TOKYO TEA PARTY」の表彰式には、家族で出席し喜びを分かちあった。「出品数が増えたにも関わらず高い評価をいただくことができ、とてもうれしい」と信雄さん。「この香りと味を守りながら、次世代への継承にも力を入れていきたい」と次世代を担う信三さんへの期待も込める。

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