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倉敷で「めっちゃくっちゃいいお茶を飲む会」-京都の「幻の茶」を試飲

「めっちゃくっちゃいいお茶を飲む会」前回の様子

「めっちゃくっちゃいいお茶を飲む会」前回の様子

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 倉敷市市民活動センター(倉敷市西中新田、TEL 086-426-3925)2階研修室で7月21日、銘茶を楽しむイベント「めっちゃくっちゃいいお茶を飲む会」が開かれる。主催は日本茶インストラクター協会・岡山県支部。

出し終わった茶葉の行方は…

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 「いいお茶とは何か?」をテーマに、高級茶や珍しい茶を取り寄せ、生産農家の推奨するいれ方で試飲する同会。2008年から不定期で年3~4回ペースで開いており、今回で12回目を迎える。参加者は30~40代の女性が最も多く、男性は数が少ないものの、リピーターになる傾向が高いという。

 今回試飲する茶は京都・童仙房地方の新茶。京都では非常に珍しい標高500メートル以上の高地にあり、わずか10数軒の茶農家しか生産していないことから流通量が極めて少なく、「隠れお茶処」「幻の茶」などとも呼ばれているという。「私自身、今年の3月に初めて耳にした。お茶業界の知り合いに聞き回ったが、名前を知っていても飲んだことがないという人ばかりだった」と同協会支部長の恒枝みつこさん。同会のために生産農家から特別に分けてもらったという。

 試飲の前には必ず生産農家や産地の特徴を紹介する映像を流し茶への理解を深める。試飲の際は、生産農家が「一番おいしい」と推奨する条件(湯の量、温度、蒸らす時間)でいれるために、計量カップ、温度計、タイマーを使う。参加者がアンケート用紙に記入した感想は生産農家に届ける。「生産農家は消費者から直接声を聞く機会が少ないので『モチベーションが上がる』と感謝される」と恒枝さん。出し終わった茶葉は、かつお節であえ、ポン酢しょうゆをかけて食べる。

 「一人では手を出しにくい値段の高級茶を、大人数集まることで気軽に飲めるのがメリット」と恒枝さん。「産地の特徴を理解し、理想的な条件でいれることで『いいお茶』を存分に楽しんでほしい」とも。

 開催時間は14時10分~15時、15時30分~16時20分の2回。各回とも内容は同じ。参加費は500円。定員は各回20人(先着順)。申し込み方法はホームページで確認できる。

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