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倉敷の自家製ほうじ茶、全国品評会で入賞 焙煎は60年前の専用機器で

「倉敷ほうじ茶 green」を作る恒枝信雄さん(左)と信三さん(右)

「倉敷ほうじ茶 green」を作る恒枝信雄さん(左)と信三さん(右)

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 倉敷駅前の日本茶専門店「恒枝(つねき)茶舗」(倉敷市阿知2、TEL 086-422-1427)の自家製ほうじ茶「倉敷ほうじ茶 green(グリーン)」が、9月16日に静岡茶市場で開かれた品評会「日本茶AWARD(アワード)2017」の2次審査会で「ファインプロダクト賞」を受賞した。12月1日~3日には東京・渋谷で総括イベント「TOKYO TEA PARTY」が行われ、受賞茶として販売された。

1950年代から使っている「ほうじ機」

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 「日本茶の多様性と魅力を国内外に発信する」ことを主な目的とする同品評会。出品総数405点の中から「プラチナ賞」18点、「ファインンプロダクト賞」35点、「審査員奨励賞」31点を選出した。同店の入賞は、2014年の「プラチナ賞」、2015年の「審査員奨励賞」に続き3度目で、県内で唯一の入賞となる。

 受賞した自家製の「倉敷ほうじ茶 green」は、店主の恒枝信雄さんと三男の信三さんが、60年以上前に製造された「ほうじ機」を使って店頭で焙煎(ばいせん)する。「ほうじ茶を作っていると、『あ、ほうじ茶だ』『いい香り』と声を上げて立ち止まる方も多く、対話できることがうれしい」と信雄さん。

 「これからもこのレベルを保つために、素材となる茶の吟味にも力を入れていきたい。明るく温かい団らんのひとときを、このお茶とともに過ごしていただければ」と話す。

 営業時間は10時~17時30分。日曜定休。

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