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倉敷で五輪応援、名前に「金」のつく植物展示-絶滅危惧種も

「『金』のつく植物で日本選手の活躍を応援したい」と倉敷市立自然史博物館学芸員の狩山俊悟さん

「『金』のつく植物で日本選手の活躍を応援したい」と倉敷市立自然史博物館学芸員の狩山俊悟さん

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 倉敷市立自然史博物館(倉敷市中央2、TEL 086-425-6037)で現在、ロンドンオリンピック開催にちなみ、名前に「金」が付く植物を展示している。

「立金花(リュウキンカ)」に「『金』メダルで表彰台に『立』つ」願いを込める

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 同館によると、名前に「金」がつく植物は岡山県内に26種。そのうち17種を標本12本、写真10点で紹介する。

 「金星蘭(キンセイラン)」は「岡山県版レッドデータブック」で「絶滅危惧I類」に指定される極めて珍しい植物。星形の黄色い花が名前の由来。「日本選手の金星(きんぼし)に期待したい」と学芸員の狩山俊悟さん。「立金花(リュウキンカ)」は、「西の尾瀬沼」と形容され国の天然記念物に指定されている「鯉が窪湿原」(新見市)に自生する植物。「ゴールデンウイークには湿原がまっ黄色に染まる。『金』メダルを取って表彰台に『立』つ花ともいえる。花言葉は『必ず来る幸福』で、日本の五輪選手にふさわしい」

 同館では過去にも、サッカー女子日本代表のワールドカップ優勝を記念して、名前に「なでしこ」が付く植物を展示したことがある。

 「夏休みなので親子の来館者が多い」と狩山さん。「これからの季節に咲く種もあるので、自由研究の課題として標本を集めるなど、名前の由来や生態を調べるのにも適している」とも。

 開館時間は9時~17時15分。月曜休館。入館料は、一般150円、大学生50円、高校生以下無料。11月4日まで。

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