見る・遊ぶ 買う

台湾の映画監督、倉敷で接客に感動 FB投稿で大きな反響

クーさんの接客を担当した理香さん

クーさんの接客を担当した理香さん

  • 0

  •  

 台湾の映画監督・クー・イージェンさんが10月、倉敷のショッピングモール「三井アウトレットパーク倉敷」で感動した経験をフェイスブックに投稿し、話題となっている。

ロックポートの靴

[広告]

 クーさんが経験したのは、同商業施設内の「アディダス/ロックポート ファクトリーアウトレット 倉敷」に靴を買いに行った時のこと。若い女性スタッフの接客を受け、気に入った靴を試着したがクーさんに合う大きいサイズが在庫になかったため、いったん店を離れた。数十分後、諦めきれずに再入店した時、同じ女性スタッフが驚いた表情でクーさんの方へ急いで駆け寄り、クーさんに合う大きいサイズの靴を差し出したという。

 クーさんは「自分が店を去った後、戻ってくるかどうかもわからないのに、彼女は諦めずに探し続けたのだろう」と感動し、「もし店に引き返していなかったらこんなに一生懸命な女性に出会うことはなかった。たかが一足の靴かもしれないが、彼女の真剣さこそ、バブルがはじけて数十年たってもなお日本が倒れていない理由の一つかもしれない」と投稿を締めくくった。

 この投稿を読んだ台湾の脚本家・ウー・ニエンジェンさんが自身のページでシェアしたところ、より多くの人の目に触れることになった。ウーさんがシェアした投稿は12月14日現在、「いいね!」などの好意的な反応5.4万件、コメント955件、シェア7138件と大きな反響を呼んでいる。

 この盛り上がりに一番驚いたのは、当日接客を担当した高校3年生の理香さん。「(クーさんが)店を出た後、店の裏で在庫を再確認したらクーさんの探していたサイズの靴が見つかった。とても悔しくて、他のスタッフに『もう一回来てもらえないかな…。このままだと今夜はモヤモヤして眠れないかも』と話していたほどだった」と振り返る。

 「もともとは自分の確認不足だったので申し訳なかったが、ものすごく喜ばれて、何度も『Great!』と言ってほめてくれた。フェイスブックで話題にならなかったとしても、自分の中では忘れられない出来事だった」とも。

 現在、中国語を勉強中という理香さん。当日のクーさんとのやりとりは英語だったが、「中国語をもっと頑張って勉強し、いつか台湾に行ってクーさんにも会いたい」と話す。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース