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倉敷に「むかし食堂 納屋」-いろり囲み「家族団らん」コンセプトに

料理長の難波勉さん(左)と社長の小川豊さん(右)

料理長の難波勉さん(左)と社長の小川豊さん(右)

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 倉敷の川崎医大病院近くの交差点に8月1日、和食ダイニング「むかし食堂 納屋」(倉敷市下庄、TEL 086-463-7815)がオープンした。経営は「イタリア食堂 マリア」(松島)、「イタリア食堂 マンマ」(岡山市北区)を経営するマリア(松島)。出店場所は今年1月に閉店した「川島ジャンボうどん下庄店」跡。

自在かぎにつるした鉄鍋としちりんで焼く料理

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 店内は古い和風家屋をイメージ。全席に自在かぎをつるしたいろりを配置し、客が食材をしちりんと鉄鍋で調理する。店舗面積は50坪で、席数は50席。

 「コンセプトは家族団らんの再現」と話す社長の小川豊さん。「現在経営しているイタリア料理店も『レストラン』ではなく『食堂』を目指している。前者の主役は『料理』、後者の主役は『人と会話』。日本人はナイフとフォークを持つとかしこまってしまう。どうしたら楽しく食べてもらえるかを考えた結果、いろりを囲みしちりんで料理を焼く昔のスタイルに行き着いた。いろりを囲めば『もう焼けたかな?』『まだまだ』といったコミュニケーションが必然的に生まれ食事が楽しくなる」という。

 主なメニューは、しちりん焼き食材として「野菜(ナス、レンコン、長芋など)」(150円~)、「練り物(コンニャク、ちくわ、さつま揚げなど)」(200円~)、「柔らか牛タンの炭火焼」「鮮魚の西京焼き」(以上600円)など。鉄鍋料理は「鶏つみれ鍋」「すいとん」(以上550円)。サイドメニューに「おでん(すじ、卵、大根、豆腐、コンニャク、がんもどき、ニンジンなど)」(各100円)、「下津井のタコ酢」「ままかりの酢漬け」(以上300円)などの地元の食材を中心にそろえる。下津井出身の料理長・難波勉さんは和食一筋で、30年以上キャリアを積んできたベテラン。

 日本酒は「森田酒造」(本町)、「菊池酒造」(玉島)、「宮下酒造」(岡山市)、「平喜酒造」(浅口市)、「辻本店」(真庭市)の5社から地酒を用意。ドリンクに「倉敷鉱泉のラムネ」(300円)、デザートに駄菓子屋の定番「おっぱいアイス」、網で生地から焼きあげる「畠山製菓の七里焼きせんべい」(以上150円)など、「子どもが楽しめるメニュー」も用意する。

 「先日も小学生が『バーベキューみたいで楽しい』と喜んでいた。子どもが楽しければ親も楽しくなる。会話のあふれる楽しい空間を追求していきたい」と小川さん。

 営業時間は11時30分~15時、17時~22時。

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