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倉敷芸科大生によるガラス工芸展-100点以上の力作出そろう

作品展のリーダーを務める4回生の田中沙季さんと作品

作品展のリーダーを務める4回生の田中沙季さんと作品

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 倉敷・美観地区の老舗ホテル「アイビースクエア」(倉敷市本町)内にある「愛美工房展示室」(TEL 086-424-0517)で現在、倉敷芸術科学大学ガラス工芸コースの3・4回生による合同作品展「硝子十三面相」が開かれている。

個性的なオブジェや器が並ぶ「硝子十三面相」

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 毎年恒例で行われている同展。出展するのは李智恩さん、川田絢子さん、木全紘一さん、清水友紀子さん、田中沙季さん、中須杏奈さん、森田仲子さん(以上4回生)、大塚裕太さん、北恵千晴さん、森田玄貴さん、山城朋香さん、山本絵理さん(以上3回生)の12人。案内はがきのデザインと作成、展示の細かいレイアウトも全て学生たちが手掛けた。色彩豊かな器、重厚なオブジェなど、個性あふれる作品を制作者ごとに展示、販売も行う。展示総数は100点を超える。

 同展のリーダーを務める4回生の田中さんは「自分にとって2回目となる今回は、いろいろな形の花器を作りたかった。これまで作ってきた中で最大サイズとなる花器の制作にも挑戦し、インパクトのある展示にすることができた。今回の制作体験を通じて、自分の求める形が見えてきたような気がする」と話す。

 会場を提供する同ホテル企画部文化事業課の森貴彩さんは「毎年この展示に携わっているが、器やコップに比べオブジェの出展が年々増えている。それによって表現の幅が広がるので見応えのある展示になっている」と話す。

 「現在活躍中の岡山のガラス作家たちも、人生初の展示がこの作品展だったという人は多く、登竜門的な展示といえる。観光客を含む多くの人たちの目に触れる場に作品を出すことで、学生たちの意識も高まり、新しい自分の表現の可能性を発見することにもつながる。未来のガラス作家たちの今を見てほしい」とも。

 開催時間は9時~17時30分。9月9日まで。

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