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倉敷の「熊屋酒造」で新酒祭り-新酒5種試飲、4000個の「餅投げ」も

「熊屋酒造」社長の庵谷晴男さん

「熊屋酒造」社長の庵谷晴男さん

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 倉敷の老舗酒蔵「熊屋酒造」(倉敷市林、TEL 086-485-0007)で2月10日、新酒の試飲と地域交流のイベント「熊屋酒造 新酒まつり」が開かれる。

1716年創業の「熊屋酒造」

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 新酒のPRと周辺地域の活性化を目的に行う同イベント。試飲コーナーには5種類の新酒を用意。試飲チケット(5杯分セット=100円)は当日会場で販売する。

 1716年創業の同社は、創業者・庵谷伊七の名前を冠した「伊七」を代表銘柄に、岡山県産の米で日本酒を製造する酒蔵。「最近は焼酎やリキュールを製造する酒蔵もあるが、当社は日本酒だけ。中でも純米酒が7~8割を占める」と社長の庵谷晴男さん。会場では当日限定の「寒しぼり」(1升瓶=2,000円、4合瓶=1,000円)をその場で瓶詰めして販売する。「新酒のまろやかさとキレを楽しんでほしい。生なので早めに飲むのがおすすめ」と庵谷さん。

 酒蔵の裏にある広場には、千屋牛の串焼き、ラーメン、角煮まん、猪汁などを提供する「屋台コーナー」を開設。「ふわふわドーム」などの遊具やゲームを備える「お子さまコーナー」も開設し、「建部米研究会」製造の餅4000個を使った「餅投げ」(11時~、13時~)を行う。

 「昨年初めて開催したところ『こんな近所に酒蔵があったとは知らなかった』という地元の若い方や『ここで久しぶりに懐かしい友人たちに会えた。また来年もやってほしい』というご老人の声を頂き、知名度向上だけでなく、地域の憩いの場としての役目も担うことができた」と庵谷さん。

 「昨年は300人程度の来場を見込んでいたところ1000人以上にお越しいただいたため、食べ物が早い時間に売り切れたり、試飲コーナーに長い行列ができたりしてしまった。今年はさまざまな点を改善し、より楽しい時間を過ごしていただけるようにした。『餅投げ』の餅を拾いに来るだけでもいいので気軽に立ち寄ってほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~15時。雨天決行。当日はJR茶屋町駅と会場を結ぶシャトルバスが約20分間隔で運行する。

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