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倉敷の商業施設に老舗帽子メーカー直営店 デザイン発信に注力

襟立重樹社長

襟立重樹社長

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 倉敷・美観地区の複合商業施設「クラシキクラフトワークビレッジ」(倉敷市本町)に3月19日、「eritto store(エリットストア)」(TEL 086-489-0987)がオープンした。経営は1960(昭和35)年創業の帽子メーカー「襟立製帽所」(浅口市)。

瀬戸内をイメージしたデザインのバッグ

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 「襟立製帽所 倉敷本町店」「襟立帽子店」(以上本町)に続き3店舗目となる同店。部屋をイメージした店内に、同社オリジナルブランド「eritto」の帽子、かっぽう着、タブリエ(エプロンドレス)、ショルダーバッグなどを並べる。店舗面積は20坪。

 コンセプトキーワードは「クローゼット」「トラベル」「ギフト」。収納性、旅での携帯性、日常で使える贈り物としての適性を重視する。帽子は畳めるものや、フックに掛けるための穴を持つものを取りそろえる。表地にジャガード織りのオリジナルテキスタイルを使ったバッグは、裏地に倉敷産の帆布を使い、デザイン性と耐久性の両立を図る。

 店舗奥には、商品開発やデザインを行う工房「ERITTO&Co. labo(エリットアンドコー ラボ)」も併設。企画・デザイン担当者が常駐しており、来店客がガラス張りの扉越しに製作の様子を見学できるのが特徴。

 襟立重樹社長は「デザインして素材を作り、型紙に起こしてサンプルを作るまでの、製作前の段階を見せるのが目的。ものづくりの前にある『デザイン』を発信していく場所にしたい」と話す。

 「ニーズに応じて、工房での製作体験なども提供したい。倉敷を訪れた人が、帰った後に『また行きたいな』と思ってもらえる店にできれば」と意欲を見せる。

 営業時間は10時~18時。木曜定休。

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