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倉敷「海辺のギャラリー」が15周年-万華鏡作家の個展も

革作家や陶芸家とコラボした万華鏡が並ぶ「みんなのALAPAAP 万華鏡展」

革作家や陶芸家とコラボした万華鏡が並ぶ「みんなのALAPAAP 万華鏡展」

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 今月15周年を迎える児島のアートギャラリー「ALAPAAP(アラパープ)」(倉敷市児島唐琴町、TEL 086-470-1515)で現在、万華鏡作家・吉田真さんの「みんなのALAPAAP 万華鏡展」が開かれている。

30センチ超の大型万華鏡も

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 倉敷を拠点にガラス製の万華鏡を制作する吉田真さんが、7人のアーティストとコラボレーションする同展。大倉美弥さん(切り絵)、KOHUG(コハグ)さん(革)、Zakuroさん(テキスタイル)、竹内裕紀子さん(書)、YUKI*さん(ネイルアート)が装飾を施した万華鏡や、Pole Pole(ポレポレ)さん(陶器)、山崎春泉さん(虫明焼)が焼き上げた筒状の器から作った万華鏡など約70点を展示販売する

 吉田真さんの作品は「オイルワンド式万華鏡」と呼ばれ、土産店などで見られる玩具の万華鏡とは仕組みも質感も大きく異なる。鏡面とのぞき穴を備えた本体と、ビーズなどを入れたシリンダー部が独立したタイプで、シリンダー部を交換して別の模様を映し出すこともできる。シリンダー内のビーズはオイルに浮かべてあるため、模様がゆっくりと滑らかに変化する。筒の先端に、ビーズの代わりに透明なガラス玉を埋め込んだ万華鏡は「テレイドスコープ」と呼ばれ、目の前の景色や人物が乱反射して変化する。

 片岡浩一店長は「現在5人しか作家のいない虫明焼をはじめ、普段見る機会の少ない作品を万華鏡にすることで各作家さんの可能性も広がる。実際に見ていただければ、『万華鏡』と聞いて普通に想像するものとは違うことがわかるはず」と話す。

 同ギャラリーでは10月31日まで、15周年記念として展示品や商品の購入客に記念品を進呈するキャンペーンなども行っている。

 開催時間は12時~19時(土曜・日曜・祝日は10時~)。火曜定休。10月28日まで。

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