倉敷の国指定重要文化財「大橋家住宅」(倉敷市阿知3)で10月19日、日本酒の試飲会「日本を元気に! お酒で笑顔に! 地酒を楽しむ夕べ」が開かれる。主催は創業約130年の酒販店「酒工房あおえ」(水江、TEL 086-465-2413)。
東日本大震災の被災地復興支援を目的に企画され、3年目を迎える同イベント。東北の蔵元を含む7蔵元が参加し、自慢の酒を披露する。参加費の一部は義援金として日本赤十字社を通じ寄付される。
参加蔵元は、「大山」「米鶴」(以上、山形)、「一ノ蔵」「浦霞」(以上、宮城)、「白嶺」(京都)、「春鹿」(奈良)、「嘉美心」(岡山)。各蔵は、旬の酒「ひやおろし」や蔵元一押しの酒、限定商品など4~5種を用意。計30種以上が会場に並ぶ。日本酒を取り扱う物販コーナーも開設する。
会場は、江戸中期の1796年に建築された庄屋の屋敷。「築200以上の伝統家屋という非日常の空間で、伝統文化である日本酒を飲めるのは貴重な体験。日本の伝統文化を見直すきっかけになれば」と同店5代目の青江美佳さん。「復興はまだまだ。今後もできることを続けていきたい」とも。
開催時間は19時~21時。参加費は2,800円(入館料含む)。参加申し込みは同店で受け付けている。