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倉敷・真備町で「1000人の金田一耕助」-コスプレで発祥の地巡る

原作の描写を忠実に再現した金田一耕助像

原作の描写を忠実に再現した金田一耕助像

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 倉敷・真備町かいわいで11月24日、名探偵キャラクター・金田一耕助に仮装して、物語の舞台や原作者・横溝正史ゆかりの地を練り歩く「1000人の金田一耕助」が行われる。

金田一がいっぱい

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 真備町は作家・横溝正史が戦中戦後の約3年間、疎開生活を送ったことで知られ、滞在中に名探偵・金田一耕助シリーズを次々と発表したことから「金田一耕助誕生の地」とされる。4回目を迎える同イベントでは、参加者が金田一耕助のコスプレをして「本陣殺人事件」の舞台、横溝正史疎開宅など、約7キロメートルのウオーキングコース「金田一耕助の小径」を歩く。コスプレは金田一耕助以外の横溝正史作品の登場キャラクターや、他作家による名探偵キャラクターも受け入れる。イベント後は、岡田公民館で希望者参加の「意見交換会」も行う。

 参加者は清音駅を出発し横溝正史疎開宅、真備ふるさと歴史館を経由して川辺宿駅で解散する。所要時間は約3時間。コース上には金田一耕助シリーズに登場するキャラクター像6体を設置。昨年度完成した金田一耕助、「八つ墓村」の森美也子、「獄門島」の了然(りょうねん)和尚に、今年9月に完成した横溝正史、「悪魔の手毬唄(てまりうた)」のおりん、「悪霊島」の巴御寮人(ともえごりょうにん)の3体が加わった。コース途中には、地元協力者によるサプライズ演出も用意されるという。

 実行委員を担当する同市観光課の西村将典さんは「昨年は北海道や福岡からの参加もあった。熱心なファンと地元の方々の好意に支えられ、横溝正史誕生110年という大きな節目を迎えることができ感謝している。参加者同士の交流も盛んで雰囲気もよく、初めての方でもすぐに溶けこんで楽しめるイベントなので、ぜひコスプレをして来てほしい」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は12時30分~16時(12時に清音駅集合)。参加無料。要事前予約(同市観光課、TEL 086-426-3411)。意見交換会は17時~19時。参加費1,500円。

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