倉敷・美観地区の今橋周辺で9月17日、「天領阿吽祭(てんりょうあうんさい)」が開催される。主催は倉敷青年会議所。
ワークショップや見学ツアーなどを通じて倉敷の魅力を伝える地域活性化プログラム「ひやさい」の一環。大原美術館正面の倉敷川に架かる今橋をステージに音楽を演奏し、地元の竹で作った「竹あかり」で川沿いをライトアップをする。
今橋特設ステージでは、和太鼓グループ「倉敷天領太鼓」、三弦、十七弦、尺八のユニット「犀の会」、「くらしき作陽大学フルート四重奏」の若手音楽家3組が演奏を繰り広げる。
ライトアップは、同日に倉敷物語館で開催する「竹あかり制作体験」(11時~17時、参加費1,000円)で一般参加者が竹を繰り抜いて作った「竹あかり」約700本を川沿いに並べてライトアップする。竹は真備地区で伐採したものを使い、製作指導とプロデュースを「ちかけんプロダクツ」(熊本県)が行う。「製作した『竹あかり』はイベント終了後に返却するので、室内の間接照明として使ってほしい」と同イベント実行委員長の栗山豪利さん。
地元の祭りで老人の面をかぶって練り歩く若者「素隠居(すいんきょ)」の伝統をヒントにしたイベント「1000人素隠居」も同時開催。17時から倉敷物語館で素隠居の紙お面1000個を参加者に無料配布し、祭りでの着用を促す。
栗山さんは「竹あかりの幻想的な空間で、素隠居のお面をかぶりながら楽しい時間を過ごしてもらいたい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は18時30分~。参加無料。