倉敷・美観地区の新商業施設「クラシキ庭苑(ていえん)」(倉敷市本町)に6月1日、「襟立(えりたて)帽子店」(TEL 086-422-6545)がオープンした。経営は1960(昭和35)年創業の帽子メーカー「襟立製帽所」(浅口市)。
2010年出店の「襟立製帽所 本町店」(本町)に続き2店舗目となる同店。1店舗目が自社のオリジナル商品のみを扱っていたのに対し、新店舗ではオリジナル商品とセレクトした国産の商品を半々で扱うことから、店名も「製帽所」ではなく「帽子店」とした。築約100年の民家を改装した同施設の2階を店舗として帽子約300点をならべる。店舗面積は13坪。
セレクト商品は「自社製品とは異なるスタイルの『いいもの』を帽子メーカーならではの視点で選んだ」と社長の襟立重樹さん。「valeur(バルール)」「ami-tsumuri(アミツムリ)」「mihox(ミホックス)」など、国内帽子デザイナーによる人気ブランドを取りそろえる。
店内には麦わら帽子用ミシンを複数台常設し、販売だけでなく「帽子教室」などの体験イベントにも力を入れていく。「お客さまの要望を聞きながら、従来の帽子店がやってこなかった新しい取り組みを行う空間にしたい。『かぶる』『買う』『ミシンを触る』『作る』など帽子に関わるさまざまな体験を通じて、帽子のデザインや制作にも興味を持ってもらえたらうれしい。この空間を通じていろいろな出会いが生まれれば」と期待を込める。
営業時間は10時~18時。火曜定休。