倉敷・美観地区の老舗ホテル「アイビースクエア」（倉敷市本町）内にある多目的施設「アイビー学館」（TEL 086-424-0517）で現在、地元伝統の繊維産業のPRイベント「倉敷繊維考房（こうぼう）」が開かれている。

会場は1889（明治22）年建築の紡績工場跡

　1889（明治22）年建築の紡績工場跡を改装した多目的ホールを会場に、倉敷を支えてきた繊維産業の歴史と現在を紹介する同イベント。倉敷を拠点とする繊維関連の企業や作家13組が出展し、ジーンズ、デニム雑貨、帆布バッグ、真田ひも、婦人服、イグサ製品など約4000点を展示販売する。

　初出展の「linnelle（リンネル）」は、ハンドメード作家カワモトマリコさんによる小物ブランド。着物などの古布やインドシルクなどを独自の感性で組み合わせた手作りのポーチやバッグなどを並べる。

　「倉敷を支えてきた繊維産業の歴史と現在を、商品という形で見て、触れて、知っていただければ」と同ホテル企画部の森貴彩さん。

　開催時間は9時～17時30分。入場無料。5月17日まで。