倉敷・大原美術館(倉敷市中央1、TEL 086-422-0005)で現在、企画展「ARKO(アルコ)の10年」が開かれている。
「ARKO(Artist in Residence Kurashiki, Ohara)」は、同美術館が「若手作家の支援」「大原美術館の礎を築いた洋画家児島虎次郎の旧アトリエ:無為村荘の活用」「倉敷からの発信」を目的に2005年から行っている滞在制作プログラム。2005年から毎年、若手作家を招へいし、無為村荘(酒津)で制作した作品を同美術館で公開してきた。
同展では、ARKOが昨年で10年の節目を迎えたことを記念し、これまでの滞在作家11人の作品17点を一堂に展示する。同美術館学芸課長・柳沢秀行さんは「これだけ大きな作品が並ぶことは珍しい。和紙に墨や岩絵の具で描いた『日本画』の作品が多数そろっているのも特徴で、同じ日本画でも作品によってまったく違う表情を持っているのが面白い」と話す。
開館時間は9時~17時。月曜休館。入館料は、一般=1,300円、大学生=800円、小・中・高生=500円。9月27日まで。