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倉敷にバッグ・革製品の専門店「UramadO」 初の小売店で世界観アピール

店舗外観

店舗外観

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 倉敷美観地区に8月7日、バッグと革製品の店「UramadO KurashikI(うらまど くらしき)」(倉敷市本町、TEL 086-425-1396)がオープンした。運営は横田製靴。

店内の様子

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 町家の佇(たたず)まいを残す古民家を改装した店舗で、自社ブランド「Uramado」のバッグや革製品を販売する同店。店舗面積は8坪。今年7月まで岡山市内に工房を構えていたが小売店の出店は初めて。

 店内には、バックパック、トートバッグ、ショルダーバッグ、ボストンバッグ、ウエストポーチ、ベルト、財布、小銭入れ、名刺入れ、キーホルダー、ペンケース、ブックカバーなど約100点を展示販売する。

 バッグに使う帆布は児島の職人によるもの。一部の商品に取り入れている「タンニン染め帆布」は、ヌメ革のように経年変化で色が濃くなっていく特性を持つ。「色があせるのではなく、使い込むほどに味わいが出て育ってくるのが魅力」と代表の横田安弘さん。

 横田さんがものづくりの道へ入ったのは約15年前。帽子職人と知り合う機会があり、「自分も何か作らなければ」と思い立ったという。「やっている人が少ないジャンルを」と製靴を選び、専門の学校へ通い技術を習得。岡山市に製靴工房を開いた。5年ほど前からは、革を扱う技術を生かしてバッグや革小物の製作へと移行した。

 ブランド名は、横田さんの好きな歌手・浅川マキの楽曲「裏窓」から付けた。「ブランド立ち上げ当初から、『ダークな世界観』を意識しており、彼女の世界観に通じるものがあった。現在はカジュアルな製品も取りそろえているが、根元にあるダークな世界観はこれからも大切にしていきたい」と話す。

 「ブランドの展開は卸売り中心なので、これまでもお客さまから『商品を見たい』という声を頂いた。今回やっと幅広いお客さまに商品を見ていただけるような環境が整って良かった。ここを拠点に長く続けていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は10時~18時。火曜・水曜定休。

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