水島臨海鉄道(倉敷市水島東栄町)が7月1日、線路に敷く砕石「バラスト」の販売を始めた。
倉敷市駅(阿知)構内に設置しているガチャガチャ(1回200円、500個限定)で購入できる。 バラストは、列車の重みを地面に均等に伝えて騒音や振動を抑えるクッションのような役割を担っており、降水時の排水性にも優れている。列車通過時の振動によりゆっくりと摩耗するため、使われる場所や期間によって色や形が異なる。
ガチャガチャのバラストは敷かれていた場所ごとに分類しており、全部で4種類。採取した場所は、現在は使われていない旧西埠頭駅、倉敷市駅旧4番線、旧日本専売公社倉敷工場専用線、倉敷貨物ターミナル駅12~14番線。ガチャガチャのカプセル内には採取場所の写真付き地図と解説も入れる。「当たり」が出た場合はオリジナルノートブックを進呈する。
「バラストのガチャガチャ販売を企画したのは当社の若手社員で、大きさや色合いに気を配りながら採取した」と中村太志駅長。「今年4月に若手社員らが始めたツイッターも2カ月でフォロワー数1万人を達成した。今後も若い世代の柔軟な発想を取り入れながら、より多くの人に親しみを持ってもらえるよう頑張りたい」とも。