倉敷アイビースクエア(倉敷市本町7、TEL 086-422-0011)で5月27日、「第9回 日本・フィリピン・フレンドシップ・ディ」が開催される。主催は「岡山倉敷ピリピーノサークル(OKPC)」。
同イベントは、9年前に岡山県内に在住するフィリピン人らが発足したOKPCが、日本人やそのほかの国の人々との絆を深めるために展開してきたさまざまなイベントの一つ。一昨年までは郊外の屋内会場だったが、会員の増員に伴い、去年からは倉敷美観地区内ホテルのコートヤードへ会場を移し、にぎやかに開催している。
会場では、フィリピンとブラジルの屋台が出店するほか、カラオケやダンスのコンテスト、ビンゴゲーム、多国籍応援団による応援パフォーマンスなどを開催。メーンイベントは、スペイン植民地時代から伝わるカトリックのお祭り「フローレス・デ・マヨ(5月の花)」のパレードで、名前に意味を持つそれぞれの聖母を象徴する小物を手に、ドレスで着飾った女の子が次々と男の子にエスコートされ、色とりどりの花のアーチと共に会場を歩く。
「フィリピンの豊かな文化や民族、習慣を紹介する充実したイベント。花のアーチや衣装はフィリピンから持って来たものを使っているので本格的」と、OKPC会長の大山マージョリーさん。「日本人への紹介だけではなく、これから日本で育っていくわれわれの子どもたちにも、アイデンティティーを見つめ直すいい機会になる」とも。
開催時間は11時~18時。入場無料。雨天の場合は6月10日に順延。