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倉敷・美観地区に「クオーレ倉敷」-建築事務所がゲストハウスとバル経営

「バル・クオーレ」のカウンター

「バル・クオーレ」のカウンター

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 倉敷・美観地区に7月2日、飲食と宿泊の複合施設「HOSTEL&BAR クオーレ倉敷」(倉敷市中央1、TEL 086-486-3443)がオープンした。経営は建築事務所の「アトリエ・クオーレ」。

「キノコの特製トマトソース」

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 1987(昭和62)年に建築され、ホテルや結婚式場として利用されてきた同社所有のビルを改装した同施設。地上3階・地下1階建てで、2階・3階でゲストハウス、地下1階でバルを経営する。1階は同社を含むテナントが事務所として利用。総面積は243坪。場所は大原美術館の南側。

 改装作業の大部分はスタッフによる手作業。フロアマネジャーの井野川卓也さんは「直前まで結婚式場として利用されていたので解体作業から始めた。バーカウンター用のオークの一枚板を滋賀までトラックで取りに行ったり、しっくいを塗ったりしたのも自分たち」と振り返る。

 宿泊施設は18部屋で、収容人数は50人。男女混合・女性専用を選べる6~8人収容のドミトリー(3,780円)をはじめ、シングル、ダブル、VIPルームなどの部屋を用意する。シャワー・トイレは男女別フロア。「部屋ごとにデザインを変えている。宿泊客同士が部屋を見せ合いたくなり、交流が生まれることを狙っている」と井野川さん。

 バルの主なメニューは、「ホタルイカのアヒージョ」(810円)、「三種のチョリソー盛り合わせ」(702円)、フライドポテト(486円)などで、ドリンクは、ビール、カクテル、日本酒、焼酎、ウイスキーなど幅広く取りそろえる。日中はカフェ営業を行っており、ランチには「キノコの特製トマトソースパスタ」「海鮮バジルパスタ」(以上864円)などを用意し、324円追加でサラダとドリンクが付く。面積は約60坪で、席数は70席。

 「バルは家のリビングのように使ってほしい。雰囲気に合わせてカジュアルで親しげな接客を心掛けている」と井野川さん。「ワインのテイスティングやライブなどさまざまなイベントも企画し、お客さま同士の輪が広がる場所にしていきたい。この場所が、若い人に倉敷を訪れてもらうきっかけになれば」と意欲を見せる。

 バルの営業時間は11時~24時(ランチは14時まで、カフェタイムは17時まで)。

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