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倉敷で「隠れた特産品」ハッカをPR カフェメニューやアロマ体験

会場で販売する「倉敷薄荷モヒート」

会場で販売する「倉敷薄荷モヒート」

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 倉敷駅北口ペデストリアンデッキいこいの広場のステージで8月22日、「倉敷薄荷(はっか)フェア」が開催される。市が主催し、ハッカの栽培や商品開発を手掛ける合同会社「吉備のくに未来計画」(倉敷市中央2、TEL 086-427-2111)が企画運営する。

会場で販売する「倉敷薄荷ジェラート」

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 倉敷におけるハッカの歴史と魅力をアピールする同イベント。同社が市内で栽培したハッカを使って開発したジェラートやアロマオイルなど、さまざまな商品を販売する。

 カフェコーナーでは、「倉敷薄荷モヒート」「倉敷薄荷モカコーヒーフロスティ」(以上500円)、 「倉敷薄荷チキンサンド」(400円)、「倉敷薄荷ジェラート」(390円)などを販売する。アロマコーナーでは、「倉敷薄荷エッセンシャルオイル」(2,000円)を販売するほか、同エッセンシャルオイルを使ったアロマスプレー製作体験(500円)も行う。日本アロマ環境協会認定のアロマセラピーインストラクターが常駐し、アロマセラピーに関する質問も受け付ける。

 ペパーミントやスペアミントなどの洋種ハッカと比べメントールを多く含む和種ハッカは、かつて倉敷でも盛んに栽培されていた。市内には「岡山県農業試験場倉敷薄荷分場」が開設され(現在は閉鎖)、4品種が研究開発された。しかし、高度成長期に急速に衰退し1960年代後半に作付面積がゼロになった。

 同社は、倉敷でハッカの栽培を復活させて地域振興につなげるために創立。3年前には香り成分のメントフランを含有する品種「秀美(しゅうび)」の本格的栽培を始め、「倉敷薄荷」としてさまざまな商品に展開している。

 同社の中村陽二さんは「楽しみながら学べるイベントを通じて、倉敷のハッカ栽培の歴史と現在を子どもたちにも伝えていきたい。味わいながらハッカのことをもっと知っていただければ」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は11時~18時。入場無料。雨天時は翌日に順延。

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