食べる 暮らす・働く

倉敷に「バンブーカフェ」 店主「子育て中のママが一息つける場所に」

調理を担当する代表理事の竹内要さん

調理を担当する代表理事の竹内要さん

  • 1

  •  

 倉敷・福田町古新田に「Bamboo Cafe(バンブー・カフェ)」(倉敷市福田町古新田、TEL 086-451-5920)がオープンして半年が過ぎた。運営は、シングルマザーをはじめとする子育て中の母親の支援を目的とするNPO法人「ファミリーステップ」。

「週替わりごはんセット」

[広告]

 5月にオープンした同店。「みんなのリビング」をテーマに、「母親が子どもを気兼ねなく連れて来て、ホッと一息つきながらカフェメニューを楽しめる空間」を目指す。店舗は、空き家だった民家を3カ月掛けて改装した。席は座敷でキッズスペースも併設。別室に授乳コーナーも備える。店舗面積は20坪で、席数は20席。店舗運営と調理を担当する同NPO代表理事の竹内要さんは「一般のカフェでは子どもが帰りたがって長居できないことも多いが、当カフェでは子どもが遊べるので長居しやすいのでは」と話す。

 主なメニューは、「週替わりごはんセット」「パンケーキセット」(以上650円)、「週替わりパスタセット」(750円)、「キッズもぐもぐセット」(450円)などで、いずれもドリンク付き。追加100円でデザートが付く。「未就学児連れの母子はもちろん、一人暮らししている近所の年配の方も多くいらっしゃるので、客層は0歳~80代と幅広い」と竹内さん。

 母親支援イベントにも力を入れており、助産師を招いた育児座談会を毎月開く。カフェ営業後の時間帯には、地域の老若男女を対象とした食事と団らんの会「みんなの食堂」を月2回開催する。「地域の子どもを中心に、多世代が交流できる場を作り『孤食の解消』を目指したい」と話す。

 「駐車場が店の前になく、少し歩かなければいけない場所にあるのがちょっとした悩み」という竹内さん。「『お母さんにとっての息抜きの場』になれるよう頑張っていきたい。転勤で倉敷に来たばかりで友達がいない人でも、隣のテーブルのお母さんと友だちになれるような、つなげる役割を担えれば。将来的には営業日数も増やしていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は10時~16時。月曜・金曜・日曜定休。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース