県内外のレコード店11店が出店する「倉敷音楽市場」が現在、倉敷天満屋(倉敷市阿知1)4階イベントスペースで開かれている。
各店が中古レコードやCDなどを持ち寄る恒例の販売イベント。「ルーツラウンジ」(名古屋市)が初出店するほか、来場客からの出店要望が多かったという「モアミュージック」(松山市)が2年ぶりに出店する。
会場には、ロック、ポップス、J-POP、ジャズ、クラシックなど幅広いジャンルの音楽ソフト約3万点を並べる。限定生産盤が多く希少性の高いボックスセットを集めたコーナーや、季節に合わせたクリスマス関連作品のコーナーも用意する。
価格帯は200円~10万円程度。高額商品の一例として、キング・クリムゾンのファーストアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」(1969年)は13万円の値を付ける。同品を取り扱う「邂逅(かいこう)レコードストア」店主の赤山玄さんは「希少な帯付きで、状態が良いものは珍しい」と話す。
「レコードヤ」(総社市)店主の秀島正則さんは「レコード人気は依然として高いが、音楽サブスクリプションサービスが一般的になったことで、一時期減っていたCDの売り上げが世界的に戻ってきている傾向がある。会場でお気に入りの一枚を見つけてほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。今月24日まで。