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倉敷・美観地区でまちなかジャズイベント-町家など14会場に58バンド

昨年の「中橋セッション」

昨年の「中橋セッション」

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 倉敷美観地区一帯で11月2日・3日、街全体を会場に見立てた音楽イベント「倉敷ジャズストリート」が行われる。

国の重文「大橋家住宅」でもジャズ演奏

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 5年目を迎える同イベント。「町家でジャズ」をコンセプトに、カフェ、ギャラリー、商店、寺など14会場で58バンドが演奏する。参加ミュージシャンの総数は約160人で、3分の1は県外から参加する。

 主な演奏会場は、1968(昭和43)年創業の老舗ジャズ喫茶「アベニュウ」、複合商業施設「林源十郎商店」、米蔵を改装したギャラリーカフェ「夢空間(サロン)はしまや」、日蓮(にちれん)宗「本栄寺」、高野山真言宗「地蔵院」、国指定重文の「大橋家住宅」など。2日目の17時からは、倉敷川に架かる「中橋」をステージに見立て、飛び入り参加歓迎の「中橋セッション」を行い、フィナーレを飾る。

 今年は、同イベントのテーマソング「We Love Kurashiki Jazz Street」をジャズピアニストの山本ヒロユキさんが作曲。各会場で各バンドがそれぞれのアレンジで演奏するほか、「中橋セッション」での中心的な演奏曲目となる。

 チケットは2日間共通のフリーパスで、10センチ四方の「倉敷帆布」製。イベント中は加盟飲食店11店が提供する「JAZZランチ」(1,000円)の10パーセント割引券として、イベント後はコースターとしてそれぞれ利用できる。

 「アベニュウ」の経営者で、実行委員を務める松本美代子さんは「全国のジャズ・ストリートの中でも、倉敷のように地元のアマチュアバンドを主役にしたイベントは珍しい。近県のミュージシャンの間でも注目が高まっており、趣旨に賛同するプロのミュージシャンも参加している」と話す。

 「風情ある町家でジャズの生演奏を聴くのは倉敷ならではの楽しみ方。雰囲気を満喫してほしい」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は12~18時(日曜は21時まで)。チケットは、前売り=1,000円、当日=1,200円。未就学児無料。各演奏会場などで販売する。

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