倉敷芸文館近くにケーキ店「Patisserie OXALIS(パティスリー オクサリス)」(倉敷市中央1、TEL 086-441-1837)がオープンして1カ月が過ぎた。出店場所は今年移転した「ラ・ヴィエルジュ」跡。
10月25日にオープンした同店。岡山全日空ホテルで3年半シェフパティシエを務めた蔭山泰典さん(32)が出身地の倉敷に初出店。店名は、子孫繁栄の意味を持つ植物「カタバミ」のフランス語名で「地域に根付いて繁栄できるよう願いを込めた」という。
ケーキは、「1日100個以上売れる日もある」という「ジャージーシュークリーム」(150円)、ホテル主催のコンテストで優勝した「ラヴリーヌ」(420円)、デンマーク産クリームチーズを使った「チーズスフレ」(300円)、高知産和栗を使った「モンブラン」(380円)など約20種を用意。「マドレーヌ」(150円)、「フィナンシェ」「パウンドショコラ」(以上180円)などの焼き菓子も取りそろえる。
来年春には、店内奥にカウンターバーのような佇(たたず)まいのイートインスペースを設ける予定。「ホテルでの経験を生かし自分ならではのサービスを提供したい。ケーキは作りたてが一番おいしいので、冷たいアイスクリームを添えた熱々のフォンダンショコラ、焼きたてのパイを使ったミルフィーユなどをその場で皿に盛り付けて提供する『ライブ感を盛り込んだスイーツのコース料理』の構想がある。記念日のサプライズなどに利用してもらいたい」と話す。
「低価格のスイーツはコンビニやスーパーで買えるが、多少高くなっても品質の高い材料を使って価値のあるものを提供したい。男性や子どもでも入りやすい店づくりを心掛けている」とも。
営業時間は10時~19時30分。水曜定休。