今年2月のソチ冬季五輪フィギュアスケート男子で6位に入賞した倉敷市出身の高橋大輔選手(28)が4月24日、同市本庁舎で行われた市長特別賞の授与式に出席した。高橋選手に同賞が贈られるのは、2007年の世界選手権での銀メダル獲得時に続き2回目。
市職員や地元のファン700人に見守られながら行われた同式典。本庁舎の外壁に「祝 ソチオリンピック6位入賞・倉敷市長特別賞 高橋大輔選手」と書かれた懸垂幕を掲出して高橋選手を歓迎した。
花束と賞状を手渡した伊東香織市長は「長い間日本のスケート界を引っ張ってきた。倉敷市民の大きな誇り」とたたえた。
式典の最後には、倉敷フィギュアスケーティングクラブに所属する5歳から13歳までの約15人が、SMAPの 「Joy!!」に合わせてサプライズダンスを披露して会場を賑わせた。
「メダルを持って帰ることができなかったことは心苦しいが、これだけ多くの人に『おつかれさま』と声を掛けて頂いて、とても幸せ」と高橋選手。来シーズンは休養することを表明済みだが、「今後についてはよく考え、決断した時にはみなさんの前できっちり発表したい」とも。
今後のスケート界を担う若手スケーターへのメッセージとして「失敗を恐れないでほしい。一生懸命やりたいことを続けていれば、結果が求めていたものではなくても、 自分のためになるから」とエールを送った。