高梁川から水を引き込む八ケ郷用水沿いの「水辺のカフェ 三宅商店 酒津」(倉敷市酒津、TEL 086-435-0046)が今月、オープン2周年を迎えた。
古民家を再生し「近所の住民が散歩やサイクリングのついでに立ち寄れる茶店」というコンセプトで開店した同店。当初は駐車場もなかったが、昨年1月に15台分の駐車場を確保。今では県外ナンバーの車も見られるようになったという。
25坪の店内には、座敷のテーブル席とカウンター26席、2階の座敷に14席を用意する。「自然の風の気持ちよさ、季節を感じてもらうため」エアコンは設置しない。冬はストーブで暖を取り、夏は扇風機、うちわ、かき氷で涼んでもらう。入り口にはマスキングテープなどの雑貨も並ぶ。
10時30分まではモーニングセット(600円)を2種類用意。10時30分からのランチメニューは、岡山産の玄米を使った「三宅カレーセット」(1,100円)、数量限定の「ピタパンサンドセット」(1,100円)、「本日の手作りケーキセット」(750円)など。カレーにトッピングする野菜は季節によって変えている。昨年秋からは、卵やバターを使わない天然酵母の自家製ソフトフランスパンと食パン、イタリアンソーダ、豆乳ぜんざいなどの新メニューも追加した。
「暑い季節の到来が年々早まっているので、今年は新作のパフェも早めに用意したい」と店長の蜂谷依子さん。「通常、夜の営業はしていないが、4月にすき焼きを食べながら夜桜を見られる完全予約制の企画を行ったところ好評だったので年末にもやってみたい。ほかにもライブなど、みんなが楽しめるものがあれば積極的にやっていきたい」と3年目に向けての展望を語った。
営業時間は7時~17時(季節によって変動)。月曜定休。