倉敷・宮前に中国料理店「九龍」（倉敷市宮前、TEL 086-425-3699）がオープンして5カ月が過ぎた。

「九龍」の日替わりランチセット

　4月28日にオープンした同店。香港出身の店主による本格香港料理を主力とする。店舗面積は30坪で、席数は60席。

　店主の黎金権（レイ・キンケン）さんは1993年に来日。2007年から今年1月まで市内の老舗中国料理店「娘娘（ニャンニャン）」（中島）で料理長を務めた後、独立した。フロアは妻の石慧（セキ・エイ）さんが担当する。「本格的な香港料理がベースだが、若い人にも受け入れられやすい味になるよう自分のイメージを膨らませた。健康にも配慮して、油や調味料が控えめのあっさり味に改良している」と話す黎さん。独立したことにより「お客さまの評価が高ければ、自分の味が評価されたことになるのでとてもうれしい」とも。

　主なメニューは、「バリバリエビのニンニク風味」（1,080円）、「エビマヨ」「細切り牛肉とピーマン炒め」（以上890円）、「アワビのオイスターソース炒め」（2,580円）、「エビ蒸しギョーザ」「ショーロンポウ」（480円）などの自家製点心など。2人以上対象のコース料理（1,880円～）も用意する。セットメニューはランチ・ディナー共通の「チャーシューメンチャーハンセット」（880円）、「マーボー豆腐焼きギョーザセット」（760円）など13種と、平日ランチ限定の「日替わりセット」（650円）など。

　「お客さまの意見を積極的に取り入れて、自分の料理に生かしていきたい。『倉敷でおいしい広東料理は？』と聞かれた時に、『九龍じゃ』と思い出してもらえるような店に成長させていきたい」と意欲を見せる。

　営業時間は11時～15時、17時～23時。