倉敷・美観地区のホテル「倉敷アイビースクエア」(倉敷市本町、TEL 086-424-0516)正門前に10月、電気自動車(EV)用の急速充電設備が新設された。併せてEVレンタカー事業も始まった。
倉敷地域の企業9社が主体となり組織する「スマートシェア倶楽部・倉敷」の交通事業サービス「KURACLE(クラクル)」の一環。「手軽な交通手段の整備による観光地・倉敷の利便性向上」「CO2排出抑制の推進」「災害時にEVバッテリーを非常用電源として提供」などを目的にEVレンタカー事業も行う。現在は、来年の正式導入を見込んでの試験期間としている。
充電は有料で一般に開放。ジャパンチャージネットワークが発行する充電パスワードを取得して利用する。1回の充電時間は30分で、「通常20分~30分で約80パーセントの充電が可能」という。レンタカーの車種は三菱自動車の「i-MiEV(アイミーブ)」で、「満充電で約100キロ走行できる」という。
同ホテル企画部の友田郁夫部長は「レンタカーは宿泊者を中心とした観光客の利用が多い。鷲羽山や瀬戸大橋へは、タクシーやバスと比べて費用的にも時間的にも利便性が高い。倉敷を訪れた人にいろいろな地域を見てもらい、観光地・倉敷の魅力向上に貢献したい」と話す。
充電料金は30分=540円。EVレンタル料金は4時間=2,000円~(免責補償料別途)。