倉敷地域の企業から成る任意団体「スマートシェア倶楽部・倉敷」が推進するEVカーシェアリングサービス「クラクル(KURACLE)」が4月17日、始まった。
倉敷地域の活性化を目的とする同事業。児島、鷲羽山、瀬戸大橋など、美観地区から離れた市内観光スポットへの「手軽な観光の足」として貸し出し用の電気自動車(EV)2台を用意する。
車種は地元の三菱自動車・水島工場で生産されている電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」で、満充電で約100キロ走行できる。設置場所は美観地区内のホテル・倉敷アイビースクエア(倉敷市本町、TEL 086-424-0516)で、予約窓口も同ホテル内に置く。
将来的に車両台数と設置拠点を増やすことを視野に入れており、「観光客の足」として利便性向上と滞在時間の延長を狙うほか、水島コンビナートへの「出張者の足」、外出困難地区の交通手段、災害時の非常用電源としての活用なども見込む。
「一人でも多くの人に知っていただき利用していただくことで、当サービスの輪を広げていきたい」と同団体代表の羽根田穣さん。
レンタカー料金は4時間まで2,000円(以降1時間500円)。免責補償料が別途必要。