倉敷・美観地区のホテル「倉敷アイビースクエア」(倉敷市本町、TEL 086-424-0516)で現在、敷地内の植物にネームプレートを取り付けるプロジェクトが進められている。
年間約7万人が宿泊し、多くの観光客が訪れる同ホテル。観光客への「おもてなし」の一環として今年から同プロジェクトを始めた。敷地内にはフジ、アセビ、クチナシ、ソメイヨシノ、ツツジなど1000本を超える植物が植えられており、名前の確認は市立自然史博物館の学芸員に依頼した。
ネームプレートの取り付けは全て同ホテル企画部スタッフによる手作業。月に数回ずつ時間を取りながら少しずつ進めており、現在は施設内全8エリアのうち3エリア目に取り掛かっている。「芽が出たり花が咲いたりするまで品種が特定できないものは、花が咲くまで待たなければならない。全ての植物にネームプレートを付け終わるのには1年ほどかかる見込み」と同ホテル企画部の友田郁夫部長。
同施設駐車場内・城山稲荷神社に植えられたフジも本格的に整備し、今年4月には数年ぶりに白い花が咲いた。「フジは倉敷の市花なので、今後もしっかりアピールしていきたい。施設内ではいろいろな花が順番に咲いていくのでとてもきれい。四季折々の植物を楽しんでいただければ」と話す。