倉敷のギャラリーカフェ「フューチャーヒャクカフェ」(倉敷市鶴形1、TEL 086-423-1011)で現在、岡山出身のイラストレーター・ヨコタヒロコさんの個展「真夏の視線どろぼう」が開かれている。
ヨコタさんが展示するのは、和紙や薄い画用紙を切って、塗って、貼りつけていくコラージュイラスト作品。「ビキニスタイルのお嬢さん」「すいか泥棒」「誘蛾(ゆうが)灯」など、夏をイメージして制作した新作15点を展示する。
日焼けの跡がくっきり残るビキニ姿の女性、大量のスイカを持ち運ぶ女性、夜に虫を引き寄せる誘蛾灯に見立てた女性など、若い女性を描いた作品が大半を占める。「もともとビルのように角ばったものよりも自然な曲線が好きなので、女の子や動植物をモチーフにすることが多い。今回は自分の中の夏をうまく表現することができた」と振り返る。
店内では、手描きイラスト入りのミニトートバッグ(1,500円)や作品のポストカード(150円)なども販売する。
「貼り合わせた紙の微妙な立体感や異なる紙ごとの質感の違いなど、印刷では伝わらない原画ならではの良さをぜひ感じていただければ」と来場を呼び掛ける。
カフェの営業時間は7時~21時(金曜・土曜は23時まで)。水曜定休。ヨコタさんは25日に在廊予定。今月25日まで(最終日の展示は17時まで)。