倉敷・美観地区のホテル「アイビースクエア」(倉敷市本町)内にある「愛美工房 展示室」(TEL 086-422-0010)で現在、和紙をテーマにした特別展「和紙ライフ」が開かれている。
「和紙のある生活」をコンセプトに、和紙雑貨、和紙を使った婦人服、染め和紙作家の作品など1000点を展示販売する同展。
倉敷のアパレルブランド「五感」(広江)は、和紙糸を織り込んだストール、ワンピース、パンツなど婦人向け衣類を展示する。染め和紙作家・梅田剛嗣さん(岡山市)は、藍や柿渋で染めた和紙のタペストリー、壁飾り、陶器のような色合いを持つトレーや箱などを展示する。手すき和紙を企画・製造する「五十崎社中」(愛媛県内子町)は、5色の金属箔(はく)で装飾した「ギルディング和紙」を使ったブックカバーやカードケースをはじめ、レターセットやアクセサリーなどの和紙雑貨を展示する。
同ホテル企画部の森貴彩さんは「備前焼のような色合いを持つ染め和紙の壁飾りなど、部屋に飾りやすいサイズ感が魅力。和紙をそのままの状態で使うのではなく、手間をかけて技術を注ぎ込んだ個性豊かな作品や商品がそろったので、ぜひ生活に取り入れてもらいたい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は9時~17時30分。入場無料。今月27日まで。