倉敷・阿知の老舗和食店「ひがし田」(倉敷市阿知2、TEL 086-427-2248)が移転オープンして1カ月が過ぎた。場所は倉敷センター街。
約30年の歴史を持つ同店。3月末でいったん営業を終了し、4月18日に新店舗での営業を始めた。店舗面積は約15坪。席数は14席。店主の東田彪(あきら)さんが引き続き夜の営業を担当し和食を提供するほか、新たに次女の須田あゆみさんが午前の営業を担当しモーニングを提供する。
モーニング(600円)はほぼ日替わりで、和と洋の2種類用意する。和はご飯、汁物、3種のおかず、漬物で、洋はパン(ホットサンドやサンドイッチなど)、スープ、サラダ。いずれもコーヒーが付く。須田さんは「和モーニングを選ぶお客さまが圧倒的に多い。常連のお客さまには『ひがし田の娘』ということでかわいがってもらっており、長年店を続けてきた父の偉大さを強く感じている」と話す。
「両親の年齢も踏まえ、より良いサービスが提供できるよう席数を抑えた。将来、自分が店を継いだ時にはビストロをやりたいと思っているので内装もそれに合わせた。大人の隠れ家、大人の遊び場にしたい」とも。
現在、自身が経営する和食店「兆屋」(同)と二足のわらじを履く須田さん。モーニング営業が終わると夜の仕込みを始める。「始める前は『きついかな』と思ったが、実際にやってみるとすぐに慣れた。おいしいもの、体にいいものを食べていただく店として、楽しみながら続けていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は、8時30分~12時、17時30分~22時。日曜・月曜定休。