倉敷・美観地区一帯のカフェ10店舗で現在、喫茶イベント「倉敷アフタヌーンティー」が開かれている。主催は倉敷市観光客誘致協議会。
2回目を迎える同イベント。夕食前に紅茶と軽食を取る英国発祥の喫茶習慣「アフタヌーンティー」をモチーフに、町家や歴史的建造物を改装した飲食店で、それぞれが考案したオリジナルメニューを提供する。メニューには生の県産ブドウまたは白桃を使い、食器を2段重ね以上にしてスイーツや軽食を盛り付けるのが共通条件。価格は2,000円~2,700円。
今回は、まき窯ピザの「CONO foresta(コノ・フォレスタ)」、クレープの「くらしき桃子 中央店」、結婚式場「The 華紋(かもん)」、倉敷国際ホテル内「レストラン ウィステリア」の4店舗が初参加する。
「cafe bar & zakka ANTICA(アンティカ)」はエッグベネディクト、倉敷アイビースクエア内「レストラン 蔦(つた)」は今年5月に行われた「G7倉敷教育大臣会合」で提供したマスカットゼリー、「廣榮堂(こうえいどう) 倉敷雄鶏(ゆうけい)店」は、和のブルスケッタなど、それぞれの個性を生かしたメニューを用意する。
アフタヌーンティーを注文した際に各店舗で渡されるアンケートに答えた人に、抽選でオリジナルマスキングテープ、フルーツコンポートセット、フルーツゼリーなどを進呈する。マスキングテープのデザインは昨年と異なる。
初開催の昨年は9店舗が参加し、計2713食を提供した。同協会が行ったアンケートでは、市外からの利用客が60%、県外からの利用客が36%と、イベント目的の一つである観光客誘致の効果も見られた。
同協議会の前岡修充さんは「倉敷ならではの趣のある町家カフェで生の県産フルーツを味わい、ぜいたくな時間をゆっくりと過ごしていただきたい」と呼び掛ける。
対象メニューの提供時間は店舗により異なる。9月30日まで。