ニュージーランド・クライストチャーチ市から来日中の男子高校生14人が4月13日、姉妹都市である岡山県倉敷市の市役所を表敬訪問し、歓迎式が行われた。
表敬訪問したのは同市のクライストチャーチ・ボーイズ・ハイスクールの日本語学習生14人と引率2人。3週間の日本滞在期間中、4月13日~16日の3日間を倉敷のホストファミリーと過ごす。
倉敷市文化観光部の川原伸次次長は「日頃勉強してきた日本語での会話を楽しんで実り多い滞在にしてほしい」と歓迎。倉敷クライストチャーチ市民交流協会の三宅正廣会長は「ホームステイを通じて、文化や習慣の違いを楽しんでもらえれば」と日本語と英語でスピーチ。
倉敷市からは記念品として市花である藤の花をデザインしたピンバッジと、同市玉島の伝統工芸である玉島だるまが贈られた。
引率のワイン・ワァラー教諭は「高校生14人のホームステイを手配することは大変だったと思うが、倉敷のたくさんの方々にさまざまな便宜を図っていただき感謝している。生徒たちにとっても代えがたい経験となるでしょう」と日本語で感謝の言葉を述べた。
記念撮影の後、生徒たちはニュージーランド・マオリ族の民族舞踊「ハカ」を披露。訪れていたホストファミリーたちを前に、力強い掛け声を上げ、激しく手をたたき足を踏み鳴らすダンスで友好の意を表現した。
訪問団は、倉敷での最初の2日間をホストファミリーと過ごし、3日目に同市水島の三菱自動車工場を見学予定。その後、広島、岩国、京都、奈良などを訪問し25日に帰国の途に就く。