倉敷の飲食店に勤める男性6人がダンスユニット「焼鳥少年団」を結成し、動画配信サービス「TikTok」をはじめとするSNSサイトでダンス動画を配信している。
焼鳥少年団(YTS)は、倉敷駅近くの飲食店「炭火厨房(ちゅうぼう) 倉敷酒家」「魚の旨(うま)い よろこんで」「笑咲屋 花火」「個室居酒屋 笑衛門」(以上、倉敷市阿知)で焼き鳥を焼く20代男性スタッフ6人が「飲食店のイメージ向上」「倉敷の魅力発信」を目的に、店同士の垣根を越えて2月に結成。1カ月のダンスレッスンを経て3月にBTSのヒット曲「Dynamite(ダイナマイト)」に合わせて踊る動画を初配信した。メンバーはリーダーのペイ(紫ハート)、ノブ(黒ハート)、ケイ(赤ハート)、クイ(緑ハート)、森(黄ハート)、ツカ(青ハート)。
動画配信後1カ月でフォロワーは1万人を突破。総動画再生数は300万回を超えた。リーダーのペイさんは「全員がダンス未経験なので振り付けを覚えるのに苦労した。本業とレッスンを両立するのが大変だった」と振り返る。「一番うれしかったのは『動画を見て楽しそうだったので』と何人かアルバイトに応募してくれたこと。『動画を見た』と声を掛けてくれるお客さまも多い」と手応えも得ている。
5月にはユーチューブチャンネルを開設し、ダンス動画のフルバージョン、トークを交えた企画、焼き鳥の焼き方講座など、さまざまな動画を公開する予定。「一人でも多くの人に飲食業界で働くことの素晴らしさ、楽しさを伝えたい」と意欲を見せる。