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倉敷・大原美術館で年末大掃除 来館者数は回復傾向

クロード・モネ「睡蓮」の掃除

クロード・モネ「睡蓮」の掃除

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 倉敷・美観地区の大原美術館(倉敷市中央1、TEL 086-422-0005)で12月19日、スタッフによる大掃除が行われた。

エル・グレコ「受胎告知」の掃除

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 同館の大掃除は毎年恒例で休館日を利用して行う。エル・グレコ「受胎告知」、クロード・モネ「睡蓮(すいれん)」、ポール・ゴーギャン「かぐわしき大地」などの作品を壁から下ろし、はけとクロスを使って作品表面のアクリル板に付いた汚れや額縁の表裏に付いたほこりなどを掃除した。

 コロナ禍前の年間来館者数は30万人前後だったが、2020年度は7万人にまで落ち込んだ。2022年度は臨時休館をせずに時短しながらも通年開館できたことや、秋の全国旅行支援による観光客増加があり、22万人前後まで持ち直す見込み。

 森川政典副館長は「今年も辛抱の1年だったが、来館者数に依存しないようにさまざまな新しいチャレンジをしている。来年度も、安心できるきれいな環境で皆さまをお迎えしたい」と話す。

 開館時間は9時~15時。月曜休館。入館料は、一般=1,500円、小・中・高生=500円。

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