見る・遊ぶ 買う

倉敷の商店街が「攻めた」映画風ポスター 商店主ら主人公になり切る

倉敷市商店街連合会の野嶋雅弘会長(左)とポスター制作に携わった片岡正太さん(右)

倉敷市商店街連合会の野嶋雅弘会長(左)とポスター制作に携わった片岡正太さん(右)

  • 38

  •  

 倉敷各地域(倉敷、児島、玉島、水島)の商店街が合同で行う年末売り出しイベント「大倉敷 歳の市」の「攻めた」ポスターが現在、市民の間で話題になっている。

「攻めた」ポスター

[広告]

 ポスターは同イベントを主催する「倉敷市商店街連合会」が企画したもので、商店主らを有名映画のキャラクターを想起させる衣装とポーズで撮影した画像をコラージュしたデザイン。200枚印刷し、11月下旬から各加盟商店街で掲出している。

 映画の主人公になり切って真剣な表情を見せる商店主らは、日本刀の代わりにコードレス掃除機、仕込み杖の代わりにホームシアター用スピーカー、銃の代わりにヘアドライヤーなど同イベントの景品を手に持っており、コミカルでフレンドリーな一面を見せる。

 制作を担当した元屋廣告社のクリエーティブディレクター片岡正太さんは「商店街には面白い人たちがいっぱいいる。商店街の主人公である彼らの人柄が伝わるよう、映画の主人公に見立て『攻めた』デザインを追求した。中途半端なパロディーで終わらないよう、本格的なメークと衣装でスタジオ撮影してキャラクターになり切ってもらった」と話す。

 倉敷市商店街連合会の野嶋雅弘会長は「抽選会自体は同じことの繰り返しでも、新しいことを取り入れなければ衰退してしまうという危機感からこの企画にたどり着いた。見た人に楽しんでもらえることで、商店主らの参加意識を高める効果もあった。今後も『当たり前』を打破していきたい」と意気込む。

 大倉敷 歳の市は12月28日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース