立ち飲み店「スタンド★タカラ」(倉敷市児島下の町10)が児島にオープンして2カ月がたった。
地元出身の久世珠莉さんがスナックだった店舗を改装し1月20日にオープンした同店。「昼飲み」もできる時間帯から営業する。店舗面積は約20平方メートル。18人分の立ち飲みスペースがある。
ドリンクメニューは、「サッポロ生ビール黒ラベル」(450円)、焼酎(350円)、日本酒、サワー、ハイボール、ワイン、カクテル(以上400円~)などで、ドリンク2杯とお任せ3種盛りセットの「せんべろ」(1,000円)も用意する。
フードメニューは、「だし巻きたまご」「しらす大根」(以上200円)、「アジフライ」(250円)、「とりから」「猪肉しぐれ煮」「あぶりめんたい」(以上300円)など。主に久世さんの妹が仕込んだおばんざいを並べるほか、久世さんの父親が近所で経営する「和彩 宝」(同)のフードメニューも一部を提供する。
久世さんは自衛隊で4年勤務した経歴を持ち、除隊後は沖縄でバス添乗員を2年務めた。スタンドバーには、コロナ禍で観光業が打撃を受けたことを機に移り住んだ大阪で出合った。「座らなければ飲み食いしても安く済み、知らない人とも仲良くなれるのが立ち飲みの魅力。お酒も人も好きなので、若者が飲む場所が減っている地元での出店を思い立った」と話す。
「ソフトドリンクもあるのでお酒を飲めない人も歓迎。もうけることを考えず、みんなが楽しく集える場所にしたい」とも。
営業時間は14時~22時ごろ。月曜定休。