倉敷・大原美術館(倉敷市中央1)で開催中の特別展「異文化は共鳴するのか? 大原コレクションでひらく近代への扉」の来館者数が6月28日、5万人に達した。
5万人目の入館者は水戸市在住の海老根浩一さんで、妻の浩子さんと観光で初めて倉敷を訪れた。館内で行われた記念セレモニーでは、大原芸術財団の大原あかね代表理事が記念品として同展の図録と年間パスポートを進呈した。4月23日の展示開始から67日目での5万人達成で、広報担当者は「昨年の同期間での入館者数を上回るペース」と話す。
同展は「異文化」をテーマに、19 世紀後半から20世紀前半にかけての日本と西洋の近代美術を時代ごとに照らし合わせるように展示。昨年就任した三浦篤館長によるキュレーション(企画)の下、従来の常設展示を大幅に変更して展示数も増やしたのが特徴という。
海老根さんは「アートが好きで、大原美術館にも20年前から来たいと思っていた。ゆっくり時間をかけて作品を見たい」と話す。
同美術館の開館時間は9時~17時。月曜休館。入館料は、一般=2,000円、小・中・高生=500円。同企画展は9月23日まで。