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倉敷のカフェにやかんやバケツの照明-児島の作家が廃材利用

「林源十郎商店」3階の天井に並ぶユニークな照明器具

「林源十郎商店」3階の天井に並ぶユニークな照明器具

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 倉敷・美観地区の複合商業施設「林源十郎商店」(倉敷市阿知2)3階のカフェ工房(TEL 086-423-6080)で、廃材を利用したユニークな照明器具が話題になっている。

インスタントカメラやバケツも

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 同カフェの天井に並ぶのは、さまざまな古い生活用品を照明のソケットカバーとして利用した小型照明40点。今年の8月から設置し、販売もしている(1~2万円台)。

 制作したのは児島ジーンズストリートの古道具店「Womb(ウーム)」(児島味野、TEL 086-474-0685)で、廃材利用ブランド「testis(テスティス)」を展開する西原洋行さん。「アンティークでもビンテージでもない廃材に価値を与えるのがブランドコンセプト」と話す。

 ソケットカバーに使う廃材はアルミ製のたらい、やかん、バケツ、弁当箱、ブリキ製のジョウロ、鳥かご、ちりとり、ステンレス製の泡だて器など金属製の生活用品が中心。生活用品以外ではミラーボール、スケートボード、ローラースケート、インスタントカメラなどを使う。

 制作を依頼した同施設のプロデューサー辻信行さんは「既成概念にとらわれないセンスが面白くておしゃれ。古いものに現代的なセンスを加えて新しい価値を創出する当施設の精神にもマッチしている」と話す。

 同施設は、1934(昭和9)年に建築された旧林薬品の店舗と邸宅を改装し今年3月にオープン。衣料、飲食、雑貨など8テナントが入居するほか、「豊かさのある暮らし」を提案する発信基地として、地場産業の発展や再生につながる企画・デザイン・商品開発を手掛ける。

 カフェの営業時間は10時~18時。月曜定休。

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