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倉敷の週末青空市場が2周年-拡張スペースも完成

2周年を迎えた「倉敷路地市庭」に3000人以上が来場

2周年を迎えた「倉敷路地市庭」に3000人以上が来場

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 倉敷・美観地区に隣接する路地の空き地で毎週土曜に開かれている市場「倉敷路地市庭(いちば)」(倉敷市阿知2)が5月4日、拡張工事を完成させ、2周年記念イベントを行った。

出店者が披露する大道芸「南京玉すだれ」

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 中心市街地の空洞化により、近所に買い物をする場所がなく困っている近隣のお年寄りたちの声に応え、2011年5月に市民有志が立ち上げた同市場。「食の安全」「出店者と客との交流」を出店基準に掲げ、有機栽培や無農薬の野菜、米、果物、放し飼い鶏の卵、無添加のパン、瀬戸内海の海産物などを販売する。開催回数は先月100回を迎えた。

 イベント当日に合わせ、隣接する空き地をコンクリートで舗装しビニールハウスを設営。出店面積を69坪から80坪に拡張した。これまでの平均出店数10~15店を大幅に上回る24店舗が出店し、3000人以上が来場した。拡張したスペースは今後、子育て支援のワークショップなどにも活用されるという。

 会場では、実行委員会のメンバーなどによる、伝統的な大道芸「南京玉すだれ」、バルーンアート、アカペラ、ギター、ハーモニカなどのパフォーマンスが行われ、若い観光客や親子連れの客の笑顔を誘った。

 「この2年で変わったのは出店者の意識。立ち上げ当初は棒立ちだった出店者も、今は笑顔で積極的に来場者と交流するようになった」と実行委員長の原浩之さん。「3年目の目標は、当市庭に出店している生産者の安全な野菜を、近隣の飲食店などで使ってもらうこと。地域の学生との交流プログラムや企業のボランティア活動なども絡めて、より地域と密着した活気あるマルシェにしていきたい」とも。

 開催時間は9時~15時。

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