倉敷・美観地区のカフェ&ゲストハウス「有鄰庵(ゆうりんあん)」(倉敷市本町、TEL 086-426-1180)がオープン2周年を迎え、好調にリピーターを増やしている。
築100年以上の木造2階建て古民家を改装して2011年4月にオープンした同施設。「オープンから現在までのカフェ利用客は7万人、ゲストハウス宿泊者は7000人で、約40カ国から訪れている」と代表の中村功芳さん。「瀬戸内地域のゲストハウスはこの3年で4軒から40軒に増えた。交流しながら旅を楽しむという時代の流れがある。1泊の予定を1週間に延ばす人、1度家に帰ってからすぐにまた訪れる人など、リピーターも多い」と好調の理由を分析する。
昨年からは、同施設でヘルパーをしながら1カ月間滞在するプログラムを実施。毎月2人の枠に対し国内外から100人以上の応募があり、書類審査やスカイプでの面接に追われている状態だという。「夢を持っている人、倉敷の文化や歴史に興味を持ち、倉敷の魅力を外に発信できる人を迎えたい」と中村さん。
7月には同施設の近くにシェアハウスの開業も予定する。「国籍を問わず、志を持つ音楽家、画家、小説家、起業家などが共同生活しながらそれぞれの夢を実現させていく『夢実現型シェアハウス』にしたい」と中村さん。
宿泊料金は1泊3,500円~(相部屋)、9,000円~(部屋貸し)。カフェの営業時間は11時~18時。