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倉敷の青空市場が1周年-ビニールハウス完成で悪天候時の営業も

一周年を迎えビニールハウスも完成した「倉敷路地市庭」

一周年を迎えビニールハウスも完成した「倉敷路地市庭」

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 倉敷・美観地区近くの空き地で毎週土曜日に開いている市場「倉敷路地市庭(いちば)」(倉敷市阿知2)で5月5日、1周年記念イベントが行われた。

独特の口上で客を沸かせる「バナナのたたき売り」

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 「近くに買い物をする場所がなく困っているお年寄りに場を提供したい」と市民有志が昨年5月に立ち上げた同市場。美観地区に隣接する68坪の空き地に10店前後がブースを並べ、地元で採れた野菜、果物、海産物、加工食品などを販売する。1日あたり500人ほどの利用があるという。

 「食の安全」を出店基準に掲げ、有機栽培や無農薬の野菜、放し飼い鶏の卵、無添加の手作りパンなどを販売する。同市場オリジナルメニューの「市庭カレー」や「市庭うどん」では、同市場で販売する野菜をその場で揚げてトッピングするなど、店舗の垣根を越えたコラボレーションを展開。4月には地面にコンクリートを張り、実行委員会のメンバーで組み上げた雨風よけのビニールハウスも今月完成した。全天候型になったことで悪天候時の集客力向上を見込む。

 この日の1周年記念イベントには16店舗が出店し、1200人が訪れた。300円以上の買い物で参加できる「市庭くじ」、同イベント実行委員会のメンバーが結成したアカペラ・グループ「ニコラブ」によるパフォーマンス、風船芸人ルーシーさんによるバルーン・アート、独特の口上とともに客とコミュニケーションを取りながらバナナの値段を下げていく「バナナのたたき売り」の実演などで、親子連れの客たちを沸かせた。

 「生産者が消費者と直接対話しながら販売することに意味がある」と実行委員長の原浩之さん。「旬を感じてもらえるよう、もっと野菜の種類を増やしていきたい」とも。

 開催は毎週土曜の9時~15時。

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