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倉敷のハンドクラフト店が新作入荷-「収納時の美しさ」にも配慮

「ギャラリーを意識した」という三倉堂のウェブサイト

「ギャラリーを意識した」という三倉堂のウェブサイト

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 クラフト作家の作品をオンライン販売する「三倉堂(みくらどう)」(倉敷市老松町2、TEL 086-427-2198)が11月28日、新たな取り扱い作家に作陶家・大谷哲也さんと大谷桃子さんを迎え、作品販売を始めた。

蓮が描き込まれた大谷桃子さんの「角皿」

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 「取り扱う作家は1カテゴリーにつき1人まで」をポリシーとする同店。哲也さんは白磁、桃子さんは粉引(こひき)のカテゴリーに加わる。

 哲也さんの白磁作品は、カップ&ソーサー(5,460円)、ティーカップ(3,360円)、帽子鉢(4,200円)など。「衛生陶器の研究に携わっていたので原材料の特性を知り尽くしている。強度などの実用性を踏まえた素材選びから、収納した時の美しさまで無駄なく計算されている」と店主の貝原光治さん。

 桃子さんの粉引作品は、フリーカップ(2,940円~)、マグカップ(3,570円)、角皿(1,890円)、飯わん(2,940円)など。粉引はベースとなる赤土に白い化粧泥を施す陶器で、桃子さんの作品ではハスの花をはじめとした南国植物を「線彫り」と呼ばれる手法で繊細に描き込んでいるのが特徴。

 同店は、東日本大震災を機に東京から家族を連れて故郷の倉敷に戻った貝原さんが昨年3月に開業。「子どもたちに伝え残せる確かなもの、子どもたちが憧れるような大人の佇(たたず)まいをもった作品」をコンセプトに取り扱い作家や作品を厳選する。「自費で購入し使ってみて、人に薦められるものだけを取り扱っている。実際に使っているからこそ、使い方の提案や作家の代弁ができる。男性視点を生かして、見た目のかわいらしさだけではない耐久性やデザインに気を配り、長く使ってもらえるような作品を全国に届けたい」と話す。

 「サイトは『24時間誰でも見られる作家のギャラリー』と捉えており、直感的に伝わりやすいページ構成を心掛けている。現物を手に取って見たいという方には事前予約いただければ対応が可能」とも。

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