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倉敷市立美術館で新所蔵作品展-郷土作家の作品メーンに

倉敷市立美術館コレクション展「新収蔵作品を中心に」ポスター

倉敷市立美術館コレクション展「新収蔵作品を中心に」ポスター

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 倉敷市立美術館(倉敷市中央2、TEL 086-425-6034)で現在、コレクション展「新収蔵作品を中心に」が開催されている。

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 岡山にゆかりの深い作家たちの作品を中心に収集活動を行っている同館が毎年、前年度に新しく収蔵した作品を中心に紹介する同展。新収蔵作品25点を含む35点を展示している。

 同館に最も多く収蔵されている日本画家・池田遙邨(ようそん)の新収蔵作品「渓」、遙邨の門下生である日本画家・戸田英二の「スタジオにて」、日本画家・松下淳子の「浄韻・タシルンポ寺」、銅版画家・内田智也の緻密な「巣」シリーズ、洋画家・前田孝造の「赤い面」、洋画家・柚木久太の油彩「モレーの秋」、久太の長男で洋画家・柚木祥吉郎の油彩「ボール遊び」などを展示。

 倉敷市出身の写真家・中村昭夫が変わりゆく児島・下津井の漁村を撮影した「瀬戸内海の漁民」から「母と子」、1952年に韓国が宣言した「李ライン」をめぐり拿捕(だほ)・拘留された漁民と取り残された家族を追った「李ラインの漁民」も展示する。

 キュービスム的作風を追求した洋画家・坂田一男の作品は、玉島のアトリエが水害に遭った影響で損傷が激しかったため、大掛かりな復元作業を経ての展示となる。復元作業の工程を詳しく解説した特設コーナーも設ける。

 「写真、油彩、銅版画、日本画、ブロンズ彫刻と、いろいろなジャンルの作品を楽しめる展示なのでぜひ足を運んでほしい」と同館学芸員の杉野文香さん。

 開館時間は9時~17時15分(入場は16時45分まで)。月曜休館。入場料は、一般=200円、高校生・大学生=100円、小中学生=50円。6月24日まで。

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